ロシアの国営ナノテクノロジー・投資会社「ロスナノ」の投資先企業「オプティコヴォロコンヌィエ・システムィ(OVS)」と、日本の「住友電気工業」が、2016年に合弁企業を設立する可能性がある。ロスナノ代表団の日本への実務訪問の一環として行われた、ロスナノのアナトーリー・チュバイス社長と住友電工の幹部の会談で、この問題が提起された。
両社はOVSと住友電工の提携のロードマップについて協議した。互恵的パートナーシップの発展計画には、品質特性の向上と増産のためのOVS生産ラインの最適化作業が含まれる。住友電工は工場を設計能力に到達させる際に専門的協力を行い、世界の優れた実績の導入の問題について経営陣にアドバイスする見込み。
両社は会談で、OVS工場第2始動複合施設の建設の実現可能性調査を始める意向を確認しあった。これは光ファイバ母材の生産施設である。また、電子データ伝送システム、ネットワークストレージ、都市間また長距離通信サービスなど、住友電工が手掛ける他の分野での協力の目的と可能性についても話し合いが行われた。
会談の結果として、プロジェクト発展ロードマップを伴う、両社の協力に関する覚書に署名が行われる。
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