日露間の通関手続き簡略化の協議再開

 岸田文雄外相とロシアのイーゴリ・シュワロフ第1副首相は共同議長を務める第11回「日露貿易経済政府間委員会」を22日、モスクワで開催した。スタニスラフ・ヴォスクレセンスキー・ロシア経済開発次官は委員会の後、貨物の通関手続きを簡略化させることについて両国が協議していることを明らかにした。

 日本とロシアの政府関係者は、両国の通関手続きの簡略化に関する協議を再開した。ヴォスクレセンスキー経済開発次官が委員会後、これを伝えた。

 「ロシア連邦税関庁がかつて進めていた、特別な『緑の回廊』の設置すなわち両国の貨物の通関手続きを簡略化させるというテーマに立ち戻った」とヴォスクレセンスキー経済開発次官。

 両国はこのテーマを練り上げることで合意したという。また日本政府は、日本経済界とロシアの交流に刺激を与えていくという。

 「農業についてもかなり詳細に話し合った。これほど詳細なのは初めて」とヴォスクレセンスキー経済開発次官。これは日本市場へのロシア製品の投入の話であり、ロシア連邦農業省との協議が行われていると、ヴォスクレセンスキー経済開発次官は説明した。

 委員会では、医療と公衆衛生のテーマにも注意が注がれた。すでに始まっているプロジェクト、また計画中のプロジェクトも取り上げられた。

 

元記事(露語)

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