構成企業でロシアのGDP(国内総生産)の約6割を占める、ロシア最大の経営者団体、ロシア産業企業家同盟(RSPP)が日本に本格進出するための窓口、JRSPを東京・港区に設立した。両国の企業の進出、交流、商談を仲介し、情報窓口としての機能も果たす。エネルギー分野のほか、農業、医療等の分野で、日本との経済連携を拡大し、現在、約3兆6000億円の露日貿易額を3年間で倍増させたいとしている。
JRSPの濱崎正信・代表取締役は、タス通信に対し、「日露ビジネスの発展と民間文化交流の促進が主な課題だ。我々は、2国間のビジネス・プロジェクトへの参加に関心をもつ日本企業と、ロシア産業企業家同盟に属するロシア企業をつなぐ“鎖”のようなもの」と述べた。
また、ロシア産業企業家同盟の強みとして、次の点を挙げた。「RSPPは、ロシアのGDPの60%以上を生産しているし、また、日本の経団連と違って、ロシア政府、国家機関と常に協同しているため、我々も、ロシア側のより“近くに”あることになる」。
ロシアの経済団体が日本に本格的な進出拠点を築くのは初めてとなる。
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