日本外務省が露運輸相の国後訪問に抗議

 マクシム・ソコロフ運輸相は7日、インフラ整備の進捗状況を視察するため、国後島を訪問した。これまでロシアの何人かの政治家がクリル諸島(北方領土)を訪問しているが、そのたびに日本側からの強い抗議が行われている。

 日本外務省はソコロフ運輸相の国後島訪問を「容認できない」と考えている。

 しかしながらロシア側は、日本からの訪問に対する抗議を受け入れなかった。

 ロシア通信は先に、サハリン州を実務訪問しているソコロフ運輸相が、恐らくインフラ整備の進捗状況の視察を目的として、7日に国後島を訪れた、と伝えていた。また、択捉島を訪問する可能性も排除していなかった。

 アレクサンドル・トカチョフ農業相も今月、択捉島を訪問した。その後、日本外務省の林肇欧州局長が、エヴゲニー・アファナシエフ駐日ロシア連邦特命全権大使に、この訪問についての日本外務省の抗議を伝えた。抗議はロシア側に受け入れられなかった。

 8月下旬にはドミトリー・メドベージェフ首相も択捉島を訪問しており、日本はこれについてもロシア側に抗議している。

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