日本の銀行が極東発展に協力も

 日本のエネルギー・環境関連会社「JFEエンジニアリング」は特に、沿海地方で農業用温室を建設することに関心を持っている。沿海地方がこのプロジェクトを全面的に支援する意向を示したことを、「北海道銀行」の堰八義博会長が明らかにした。

 日本はロシア極東「先行発展領域(TOR)」に関心を持っており、複数の提携プロジェクトを検討していると、ロシア通信の取材に対して、堰八会長は述べた。

 ウラジオストクで3日に開幕した「東方経済フォーラム(EEF)」の一環として、「北海道銀行」の堰八義博会長は沿海地方のウラジーミル・ミクルシェフスキー知事と会談を行った。JFEエンジニアリングの沿海地方における温室建設のプロジェクトの話が中心だったという。

 「昨年、このプロジェクトへの全面的な支援を約束され、沿海地方の行政とは提携先とこのプロジェクトの実現場所を探す作業で協力している」と堰八会長。

 JFEエンジニアリングはエネルギーおよび環境分野を含む、さまざまな分野で大型プロジェクトを手掛けている。「日本を代表する企業で、誰もが知っている。沿海地方でのプロジェクトが成功すれば、ロシア極東での事業を検討している他の日本企業へのシグナルになる」と堰八会長。

 日本では現在、エネルギー価格が高いため、ロシアのより安価なエネルギー資源を考慮に入れた合弁会社をロシアの提携先と創設できれば、このプロジェクトは収益性の高いものになるという。

 「また、物流と、可能であれば北海道とウラジオストク間の直行便の問題を提起した。北海道は東京よりもウラジオストクに近いが、連絡はない。そのため、定期便が就航されるまでは、チャーター便からでも始めたい」と堰八会長。

 両国で関心を持ってもらえるように、北海道銀行は、北海道とウラジオストクの直行便の必要性についての説明作業を行う意向であるという。

*記事全文(露語)

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