トヨタとソレルスがSUV生産契約解消

 ロシアの自動車メーカー「ソレルス」と日本の自動車メーカー「トヨタ」は、ソレルスの極東の工場での多目的スポーツ車(SUV)「ランド・クルーザー・プラド」の組み立て生産に関する契約を解消した。タス通信がソレルス関係者の話としてこれを伝えている。

 ソレルス関係者によると、ランド・クルーザー・プラドなどが生産されていた現場では現在、マツダ車が生産されているという。

 トヨタ・ロシア法人の広報はタス通信の取材に対し、契約解消を認めた。「2015年6月26日、公開株式会社『ソレルス』と『三井物産』の合弁会社『ソレルス・物産』は、ウラジオストクでのトヨタ・ランド・クルーザー・プラドの組み立てを停止した」とトヨタ・ロシア法人。

 トヨタ・ロシア法人は、この決定がロシア市場における同社の中・長期計画に影響をおよぼすことはないと話す。

 「年末までに生産能力を拡大し、2016年にサンクトペテルブルクのトヨタ工場でRAV4の組み立て生産を開始するという、当社の計画の実現を続ける。2015年中に生産能力を増強し(年間5万台から10万台)、2016年にRAV4の生産を開始し、さらにロシアの自動車市場全体で事業を拡大することを計画している」とトヨタ・ロシア法人。

 

*記事全文(露語)

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