「サハリン3」プロジェクトのキリンスキー鉱床および南キリンスキー鉱床のガスを資源基盤とする、第3ラインの建設についての最終的な投資決定は、2017年後半に行われる。稼働開始は2021年になる可能性もある。「サハリン・エナジー」の社報が、ロマン・ダシコフ最高責任者のガスプロムでの報告として、これを伝えている。
「サハリン2」プロジェクトの枠組みの中で機能しているのは、年間生産能力1000万トンの、現時点でロシア唯一の液化天然ガス工場。「サハリン2」には、ピリトゥン・アストフスコエ鉱床とルンスコエ鉱床の2ヶ所の大陸棚鉱床の開発が含まれている。プロジェクトの事業主体は「サハリン・エナジー」(出資比率はガスプロム50%+1株、シェル27.5%-1株、三井物産12.5%、三菱商事10%)。第3ラインの建設によって、年間生産能力を1500万トンまで拡大することができる。
ダシコフ最高責任者によると、サハリン・エナジーには「日本の銀行との良好な協力実績と譲許的融資の可能性」があるという。
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。