択捉空港が初の中型旅客機受け入れ

「アエロフロート」の子会社「オーロラ」のボーイング737型機は、「ユジノサハリンスク」空港から択捉空港までの試験飛行を初めて行った。択捉空港はこれまで、DHCなどの軽飛行機しか受け入れたことがなかった。

 「択捉」空港のセルゲイ・ゾトフ所長は、同空港の滑走路、誘導路、エプロンが、技術基準にもとづき、中型航空機受け入れに適している、と述べた。

 最大110人乗りのボーイングやスーパージェットなど、より大型の航空機を滑走路が技術的に受け入れられるかを今回調べたもので、今後導入されれば、この路線の旅客輸送を倍増させることが可能となる。

 択捉空港は、ロシア連邦特別プログラム2007~2015年クリル諸島社会・経済発展の一環として、昨年建設された。民間航空機はこれまで、クリル諸島との連絡に、軍事飛行場「ブレヴェスニク」を使用していた。ブレヴェスニクは気候条件から理想的な場所とは言えず、これによって旅客便は不規則な飛行しかできないでいた。

 ドミトリー・メドベージェフ首相は先に、クリル諸島発展10年計画に約700億ルーブル(約1450億円)を配分すると述べている。

 

記事全文(露語)

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