JOGMECの専門家らは、プレゼンテーションにおいて、ESPO(東シベリア・太平洋)石油パイプラインの第二工期分のおかげでロシアは向こう三年以内に日本への輸出を倍増でき、近い将来、日本の石油輸入に占めるロシアの割合は10%に達しうる、とし、プレゼンテーションでは、「ロシアは、その近さ、安全性、柔軟性ゆえに、日本への原油のもっとも相応しい供給国である」と述べられている。
とはいえ、2013年の日本への石油の主な供給源は、依然として中東であり、その割合は、2012年と同じ83%。他の日本への石油の供給源としては、アジア諸国が6%、アフリカが2%、アメリカが1%となっている。
また、JOGMECの資料によれば、日本の輸入に占めるロシア産液化天然ガス(LNG)の割合も、2012年の9,5%から9,8%に増えた。日本へのLNGの総輸入量は、2012年が8730万トンであったのに対し、2013年は8750万トンで、そのうちロシアからのものは、2012年が830万トンであったのに対し、2013年は約860万トンだった。
2013年、ロシアから日本へ供給されるエネルギーの平均価格は、百万BTU(英熱量)あたり11,07ドルで、米国(10,29ドル)とオマーン(10,32ドル)に次ぐ廉価だった。
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