アルタイ山脈は「地球の肺」

 ロシア人写真家がとらえたアルタイ山脈の峰々、峡谷や河川。

 山岳の湖の水は水晶のように透明で、峡谷のあちこちに点在する森林や斜面が空気をとても健康的なものにしている。
 その湖、森林や砂漠は、アルタイ共和国を旅行者にとってこれとない壮大な目的地にしている。
 アルタイ山脈は、シベリア南部の最高峰であり、深い川谷や巨大な峡谷によって分離されている。アルタイ山脈は中央アジアに広がり、ロシア、モンゴル、中国とカザフスタンの4つの国境をまたぐ。
 モスクワから3,134km離れているアルタイ山脈の山岳地帯は、バイカル湖と共にシベリアで最も人気の観光エリアである。
 アルタイ山脈を「緑の薬局」とみなす人々がおり、地球の「肺」とも表現されるこの地は、ロシアで最も汚染されていない地域の一つだ。
 遠隔地にあるため、アルタイ山脈の自然の保存状態はきわめて良好だ。
 アルタイ山脈の自然は慎重に保護されているため、この地域には薬用植物がまだ生育している。
 モンゴルとカザフスタンの国境があるこの地は、満開の花でいっぱいの草原の上に古いシャーマン宗教や先史時代の岩絵が存在する遺跡となっている。
 また、いかだ下り、ハイキング、登山をしたり、伝統的なユルトの中でくつろぐことができる機会もある。
 アルタイ共和国に鉄道はない。そのため、アルタイ山脈に到達するには、まずバルナウル、ノボシビルスクかビイスクに移動し、そこから車かバンを利用する必要がある。

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