スキー・リゾート地「シェレゲシュ」

シェレゲシュはロシアで最も有名なスキー・リゾート地である。シベリア南部、ケメロヴォ州(モスクワから3876キロ)にある同名の村から5キロのところに位置する。

シェレゲシュはロシアで最も有名なスキー・リゾート地である。シベリア南部、ケメロヴォ州(モスクワから3876キロ)にある同名の村から5キロのところに位置する。

Elena Safonova
独特なシベリアの気候により、一年間で7ヶ月(11月から5月まで)スキーをすることができる。真のロシアの冬の美しさを満喫するにはうってつけの場所だ。
シェレゲシュのスキー場やスノーボードをする所の多くはゼリョーナヤ山(緑山)にある。ここにほとんどのケーブルカーがある。
(長さ700メートルから3900メートルある)ゲレンデはゼリョーナヤ山の斜面にあり、スロープで最も高い場所は海抜1270メートルある。
現在ゼリョーナヤ山の麓には40のホテルやシャレー(傾斜した屋根と広い軒のあるスイス風の家屋)があるが、シェレゲシュの村で宿を借りる事もできる。大勢で、節約志向のスキー客には村が向いている。
人里離れた所でスキーをしたい人には、シェレゲシュがうってつけだ。いつ行っても新雪が沢山ある。場所によっては雪は深さ4メートルもある。
シェレゲシュのスキー・リゾートは、当時のロシア・ソビエト連邦社会主義共和国のスパルタキアーダ大会を開催するために、1981年にオープンした。
シェレゲシュは、ゴルナヤ・ショリヤ地区(行政中心地はタシュタゴル)のスキー中心地である。近くにあるシェレゲシュ村はロシア中のスキーヤーに知られている。
ゴルナヤ・ショリヤの名前の由来は、原住民のショルツィ族から来る。彼らは鉄の精錬技術に長けており、シベリア中で有名だった。昔のロシア人探検家は彼らを「タタールの商人」と呼んだ。
シェレゲシュは、1912年に鉄鉱床を発見したシェレゲシェフ兄弟にちなんで名付けられた。ここには1万人程が住んでいる。しかし、冬には観光客が押し寄せるため、人口密度が一気に増える。
世界中の人々が冬のスポーツをするためにシェレゲシュを訪れる。現在、32万人程が毎年シェレゲシュを訪れる。
シェレゲシュはムスタグ山(ゴルナヤ・ショリヤで最も高い山)の麓に広がる都会的な村である。地域一の産業であるシェレゲシュ 鉱山は鉄鉱をノヴォクズネツクの溶鉱炉に供給している。鉱山のビルは、村で最も高いビルである。
南西から北東へと25キロ以上広がるムスタグ山(氷山)は花崗岩からできている。風雨により崖ができた。崖はラクダのこぶや、中世の城の屋根や、雄鶏の羽に似ている。

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