ロシアの冬を見送る祭り「マースレ二ツァ」

 マースレニツァ (Maslenitsa)とはロシアの伝統的なお祭りで「春を迎え冬を送る祭り」という意味を持ち、「マースレニツァ」というのは、直訳すると「バター祭り」という意味で、ロシアに昔から伝わる楽しい風習で毎年、2月又は3月に行っています。

 祝いは一週間に渡り、各地方でにぎやかに行われ、日曜日には町の広場でバザーが行われます。

ブリヌイ(ロシア風クレープ)=ダリア・ケジナ撮影ブリヌイ(ロシア風クレープ)=ダリア・ケジナ撮影

 このお祭りの一番のご馳走は、何と言っても祭りのシンボルである太陽を連想したブリヌイ(ロシア風クレープ)を食べたり、様々なゲームに参加したりします。この時、ロシアの伝統的な道化師「スカマロヒ」は、ダンスや芝居などで観客を大いに笑わせます。

 ロシアの寒い冬を象徴する「マースレニツァ人形」は細い白樺の幹、枝、麦わらから作られています。「髪の毛」はお下げに結んだ亜麻の繊維であり、頭にはプラトーク(頭巾)をかぶっています。麦わらと木は春の生物の力を現しています。 

 「マースレニツァ人形」の手には「ブリヌイ」(クレープ)を作る器を載せて、望みを託した色とりどりの好みのリボンをつけるのです。そのリボンは「マースレニツァ祭り」の最終日に「マースレニツァ人形」と一緒に燃やすと望みがかなうと考えられています。

 ロシアカルチャーセンター京都支部の、今回の重点的方向性として日本在住のロシア人と日本の皆様との交流・融合を掲げ「マースレ二ツァ」イメージをテーマに「人が集い、交流し、魅力あふれるロシアフェスティバル」をめざすことにしています。

会場:京都市国際交流会館

京都市左京区粟田口鳥居町2−1

イベントホール・特別会議室・玄関前広場(屋外)

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