サハリンとロシア本土を結ぶ橋の建設は、早ければ2019年にも始まるかもしれない=PhotoXPress撮影
「国際科学・実践会議『日本-ロシア-EU鉄道直結』で、このような情報があった。この会議の出席者はロシア連邦政府機関、科学研究所、経済界の代表者や、日本から招かれたゲスト」とホロシャビン知事は19日に話した。
サハリン州と本土の間の間宮海峡に年中使用可能な輸送路を設け、日本との間の宗谷海峡に鉄道を建設することは、国家の最重要課題の一つであるとホロシャビン知事は考えている。このプロジェクトは島の経済の競争力を高め、移動を容易にし、生活の質を高める。
日本-ロシア-EU国際鉄道は実現するか
「日本-ロシア-EUの国際鉄道が実現すれば、ロシアは大陸横断貨物輸送の市場を積極的に狙える。現在この市場は、ユーラシアの輸出入全体の4分の1を 占めているが、30~40日かかる船便が主流。日本まで鉄道が直結すれば、貨物の輸送期間を10日まで短縮可能で、輸送コストは3分の1に低減可能」。
輸送研究所コンソーシアムは今年、ハバロフスク地方セリヒノから間宮海峡を経由し、サハリン州ヌイシュまで鉄道を建設する場合の技術条件のプロジェクトを作成した。今年末までにウラジーミル・プーチン大統領がプロジェクトを公表する。
鉄道輸送プロジェクトが完全に実現すれば、サハリンを経由した貨物輸送は2030年までに約3300万トンになる。サハリンと本土の橋は毎年920万トンの輸送貨物をもたらす。
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