ロシア語の書き取りは得意?

キリル・ジコフ/モスクワ通信
 自分のロシア語の知識は、一定の水準に達しているのか。チェックする時期が再び訪れた。教科書とロシアの小説にたまった埃をはらって、4月8日の大規模なテストに参加しよう。新しい場所が加わった今、試験を受けない言い訳にはできない。

 世界中のロシア語を母国語としている人、ロシア語を学んでいる人は、ロシア語の識字力検査運動「総書き取り」で、自分の書き取りのスキルをチェックできる。

 参加は無料で、読みあげられるロシア語を聞きながら、文章を書いていく。その後、文法やスペルが正しかったかどうかを確認する。今年は4月8日に世界中で年次試験が行われる。日本では今年、東京・豊島区、神戸、富山の三都市で開催される。

 読みあげられる文章を書くのは、ロシアの有名な作家。エヴゲニー・ヴォドラスキン、ドミトリー・ブィコフ、ザハル・プリレピン、アレクセイ・イワノフなどが、このイベントのために文章を書いている。今回は、ロシア国内最大の文学賞「ボリシャヤ・クニーガ(大きな本)」を昨年受賞した、レオニード・ユゼフォヴィチが書く。

 

ペルミ地方のクングル洞穴も会場に

 「総書き取り」は、2004年にノボシビルスク国立大学で行われたのが始まり。その後世界中に広まり、飛行機で移動中に試験を受けることもできるほど人気となっている。「S7航空」の機内で、ロシア語の知識をチェックすることができる。他にも、カリーニングラードでクルゼンシュテルン号にて、ウラジオストクでパラダ号にて、試験を受けることができる。クリミアの複数の列車、都市間トローリーバスでも行われる。

 ペルミ地方のクングル洞穴は、変わっていて、とても魅力的な会場だ。

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