世界の映画館でボリショイバレエ

ヴラジーミル・フェドレンコ撮影/ロシア通信

ヴラジーミル・フェドレンコ撮影/ロシア通信

ボリショイ劇場の2014/2015映画シーズンの一環として、バレエ団のレパートリーの中から演目「イヴァン雷帝」が4月19日、ロシアと世界各地の劇場で生録上映される。ボリショイ劇場がこれを発表した。

 プロコフィエフ音楽のバレエは、伝説的な振付師ユーリ・グリゴローヴィチによって1975年2月に初めて上演された。グリゴローヴィチはこう回想する。「反響は大きかった。バレエ団はその年の夏にはアメリカでツアーを行った。『イヴァン雷帝』はセンセーションを巻き起こし、オブザーバーやマスメディアからの無数の批評を浴びた。翌年にはパリのオペラ座で公演を行い、同様の盛大な歓迎を受け、夏のシーズン中にはルーブル美術館の特設ステージでも演技を披露することとなった」

 ボリショイ劇場では「イヴァン雷帝」が1990年まで上演されたが、この間の上演は約100回を数える。また、ボリショイ劇場がフランス、ドイツ、イギリス、その他の国の海外公演にバレエ団を派遣した回数も約100回。

 今回映画館で生録上映されるグリゴローヴィチ改定振付の演目は、2012年秋に公開された。主役を演じるのはミハイル・ロブーヒン、アンナ・ニクーリナ、デニス・ロヂキンなどのボリショイ劇場のソリスト。

 なお、日本では4月24、25日、「白鳥の湖」が上映される。会場は東京、大阪、愛知、神奈川、兵庫、福岡、千葉、宮城の映画館。

 

ボリショイ・バレエ・イン・シネマのウェブサイト

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