メドベージェフ氏は、30日、ロシアの3大テレビ局へのインタビューで、自分が大統領選挙に出ないのは「プーチン氏のほうが人気が高いから」と述べた。 =ロイター通信撮影
24日の与党「統一ロシア」の党大会で、メドベージェフ氏は大統領候補にプーチン首相を推したが、その理由として、「我々二人の政治路線は同じで、同じ与党「統一ロシア」に属している」としたうえで、プーチン氏が「この国で最も権威ある政治家」であり、自分より人気が高いから、と説明した。
そして、メドベージェフ氏は、「プーチン氏と競争するようなことは絶対ない」と付け加え、そういう憶測は、野党と一部の政治学者が発明したにすぎないと断じた。
「私は自分の野心を満足させることなど考えていません。責任感のある人間の野心とは、自分の国に仕えることで、私もそうありたいと思います」。
メドベージェフ氏は、議会と大統領の選挙はすでに明らかとの見方に反論し、共産党党首のゲンナジー・ジュガーノフ氏や極右「自由民主党」党首ウラジーミル・ジリノフスキー氏など与党系以外の候補が出る以上、選挙は「イミテーション」にはならないと述べた。
メドベージェフ氏は、選挙戦のために休暇に入ることはしないし、「独自の選挙綱領を作るようなことも一切しない」と請合った後で、こう話を締めくくった。
「私は現職の国家元首です。色んな仕事が沢山ありますから」。
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