イリヤ・ビドレーヴィチ撮影
出入国審査窓口には2重通路システムが導入されており、税関職員によれば、管理技術が使われるのは必要な場合に限られるという。旅行者1人と荷物の平均 手続き時間は10分、小型船やクルーザーは30分以内。快適な移動ができるようにと、ターミナルにはホテルやレストランもある。
新たな通関拠点はロシアの国境に30キロメートル近づいているため、わざわざ無駄な移動時間をかけることなく、停泊場所のより多くの選択肢を活用できる。技術の適格性確認開始日から正式なオープンまでの2ヶ月間で、すでに外国の船を約300隻受け入れた。
さらに13ヶ所開設予定
「この数の小型船とクルーザーの受け入れは、サンクトペテルブルク・ボリショイ港の以前の1年分にあたる。ピョートル1世が開け放ったヨーロッパへの窓は、さらに広がる」と、サンクトペテルブルクのゲオルギー・ポルタフチェンコ市長は除幕式で話した。
ボリショイ港のピョートル・バリノフ港長は、クロンシュタット堡塁に開設された小型船、遊覧クルーザー、スポーツ・クルーザー用の特別な出入国審査窓口が、ロシアで最初のものであることを指摘した。
ロシア連邦国境整備局北西地域管理課のミハイル・スモルキン課長によると、同様の窓口があと13ヶ所開設される予定だという。ただその具体的な場所は今のところ明らかにされていない。
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