Tu-154墜落原因でFSBはテロ説排除

ロイター通信
 ロシア連邦国防省所属の航空機「Tu-154」がソチ市沖黒海で墜落した原因として、現在4つの説を軸に調査が行われている。この中にテロはない。ロシア連邦保安庁(FSB)広報センターがこれを伝えている。

 FSBには、機内でのテロの可能性を示すようなデータはない。機内でテロあるいは破壊工作が行われた形跡は、現時点で、得られていない、とFSB。

 「調査で出ている主な説は、エンジンへの異物混入、質の悪い燃料とそれによるエンジンの動力損失および停止、操縦ミス、航空機の技術的な不具合」と広報センター。

 シリアに向かっていたTu-154は、ソチ沖黒海で現地時間25日早朝に墜落した。機内には92人の乗客乗員がいたが、現時点で、生存者がいるとの情報はない。悲劇は航空機が高度を上げていた時に起こったものの、乗員は救難信号を発信していなかったという。

 現在、ロシア連邦非常事態省およびロシア連邦捜査委員会の職員が現地で捜索を行っている。

 

タス通信の記事抄訳

このウェブサイトはクッキーを使用している。詳細は こちらを クリックしてください。

クッキーを受け入れる