シリアに向かっていた航空機が墜落

ニナ・ゾチナ/ロシア通信
 ロシア南部のソチ市からシリアに向かっていたロシア国防省所属の航空機Tu-154が現地時間25日早朝、黒海に墜落した。航空機には、ジャーナリスト、軍楽団「アレクサンドロフ・アンサンブル」の団員など、92人が乗っていた。

 乗客に関する情報はまだ変わりやすい。はっきりとわかっているのは、軍楽団「アレクサンドロフ・アンサンブル」の団員68人、ジャーナリスト9人、乗員8人が乗っていたということだけである。ロシア連邦非常事態省によれば、すでに1人の遺体が発見されたという。

 上院(連邦会議)国防委員会のヴィクトル・オゼロフ委員長によると、墜落の原因は航空機の技術的な不具合または操縦ミスの可能性があるという。

 「テロ説を完全に否定する。国防省の航空機であり、ロシア上空であるため、そのような説はありえない」とオゼロフ委員長。

 ロシアの報道によれば、航空機が高度を上げていた時に悲劇が起こったものの、乗員は救難信号を発信していなかったという。航空機の破片はソチの海岸から1.5キロのところで発見された。

 現在、非常事態省および捜査委員会の職員が現地で捜索を行っている。専門家は飛行前文書を集め、また飛行の責任者および空港の技術職員に対する調査を始めた。

 

ロシア政府の反応

 ドミトリー・ペスコフ大統領報道官によると、ウラジーミル・プーチン大統領には墜落が報告されたという。

 「航空機が消息を絶った時点で大統領に報告された。今のところ、非常事態対応組織、国防省組織が活動している。航空機は国防省所属。新たな詳細がでてくるたびに、すべて報告されている。現時点で何かについて話すのは早すぎる。大統領は状況が完全にはっきりするのを待っている」とペスコフ報道官。

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