ロシア人が検索する外国のこと

ロイター通信撮影

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ウクライナのニュース、スウェーデンの壁(肋木)、キューバでバケーション...。ロシアの大手検索サイト「ヤンデックス」は、インターネット上でロシア人が外国の何について検索しているのかを分析した。

 ロシア人は外国の何を検索しているのだろう。ヤンデックスはそれぞれの国の上位検索キーワードを世界地図に反映させた。

 この分析調査によると、月間総検索数の3%にあたる1億7500万回の検索に、何らかの国名が含まれている。「検索統計は、人々がどのように世界を見ているのかを、ある程度反映している」とヤンデックスは考える。

 

マダガスカルにペンギンはいるか 

 多くの国の検索キーワードは、外国人にもわかりやすい。例えば、キューバというとロシア人がバケーションを検索すること、ウクライナといえばニュース、アルゼンチンといえばタンゴなど。しかしながら、このヤンデックス検索地図の一部の国のキーワードには、説明が必要になる。

 例えば、モンゴルの「くびき」。これはロシアの大きな領域がモンゴル・タタール勢力の支配下に置かれていた、ロシア史における重要な段階だ。マダガスカルで「ペンギン」がキーワードになっているのは、おそらく、アメリカのアニメ「ザ・ペンギンズ from マダガスカル」のキャラクターがロシア人に人気があるということだろう。グリーンランドをめぐる状況もおもしろい。サンクトペテルブルクには同じ名称の新しいマンション群が建設されたことから、このキーワードは不動産への関心を表している。

 「これらの検索用語は、その国への関心を示すというより、一定の人気分野を示すもので、その際、付随する検索用語も共通している」とヤンデックスは調査に書いている。これらの検索キーワードは一般的なイメージに近い。フルーツまたは顔の一部というと、最初に頭に浮かぶのはリンゴと鼻であることが多い。

 

国別の検索用語 

 国別のもっとも人気の高いキーワードとしては、インドの場合、映画、連続ドラマ、愛。ロシア人はインド映画を探しており、それらは恋愛映画であることが多い。中国の場合、店、商品、納入。中国に関する検索の半分は商品に関するものである。ブルガリアの場合、ピーマン、レシピ、サラダ。どれもピーマン(パプリカ)に関するものである。フランスの場合、言語、歌、肉。フランス語とフランスの歌以外に、ロシア人は「フランス風肉」料理のレシピを探している。スウェーデンの場合、壁、クローナ、ポルノ。スウェーデンの壁とは肋木のことで、クローナは通貨。アフガニスタンの場合、戦争、映画、歌。キプロスの場合、天候、ツアー、ホテル。日本の場合、ポルノ、クロスワード、自動車。日本のクロスワードとは、お絵かきロジックのことである。

 

日本の場合は? 

 日本について、ロシア人は月に240万回以上検索している(外国に関する月間総検索数の2.9%)。ヤンデックスの検索ランキングで日本は8位に位置している。ちなみに1位はイギリスで、以下ウクライナ、アメリカ、中国、ドイツ、トルコ、フランス、日本、インド、エジプトと続く。

 日本関連の検索で他に人気の高いものには、「日本の紙から作る鶴(折り鶴)」、「日本のドッキリ番組」、「日本人がパンツの代わりにつけている腰布の名前は(ふんどし、まわし)」、「『成功の一日を』または『良い一日を』は日本語で何と言う」などがある。