「プーチン氏に訊きましょう」

=ロイター通信撮影

=ロイター通信撮影

4時間以上におよぶ生放送のインタビューのあいだに、プーチン大統領に400万以上の質問が寄せられました。ロシアNOWは、インタヴューのもっとも興味深い部分、もっとも焦眉の問題を集めてみました。

 プーチン氏は、シェールガスについては、環境に害を及ぼすとか、採掘に膨大なコストがかかるとか、将来はともかくシェールガスを今すぐ採掘しなくてはならない理由はないとか、おなじみのシェール革命の批判者たちと同じように答えています。「状況を注視していく必要があります」。

 

ボストンでのテロ事件後、インターネットに反ロシア的なコメントが多数現れましたが、どうしたらいいでしょう? 

 ロシアも、国際テロリズムの犠牲、最初にその犠牲となった国の一つです。私は、外国のマスコミがロシアで活動しているテロリストたちを蜂起者たちと呼んできたことに、常に憤っていました。今回、この二人の犯罪者は、問題は民族ではなく過激主義である、とのテーゼを証明しました。彼らはアメリカへ来て、一人には国籍が与えられました。それなのに、なぜ、彼らは、アメリカを攻撃の対象にしたのでしょう? チェチェン民族の悲劇について、さかんに語られていますが、それは、私たちロシア民族の共通の悲劇なのです。

 

―あなたは労働者たちの大統領であり、知識人や若者は広場へ繰り出す、と言われますが、そうお考えですか? あなたには、野党と対話する用意がありますか?」

ジーマ・ヤコブレフ法について

 これは、法的な問題でもあり、倫理的・道徳的な問題でもあります。アメリカ人がロシアの子供を養子にするケースが多い理由の一つは、米国では生みの親に関する情報が得られ、生みの親たちが自分の子供を取り返すこともときどきある、ということです。ロシアから養子をもらう場合、そうしたことはできません。

 私は、用意があるばかりか、常に野党と話し合いをしています。私たちは、非主流派の野党に対話を呼びかけていますが、先方は、そうした対話を拒んでいます。現在、この問題に関する法律は、きわめてリベラルなものとなっています。政党を登録して合法的に支持者を獲得することができます。政治的闘争は現行法の枠内でのみ可能であり、それはできるのです。

 具体的なことを言いだすと、すぐに問題がもちあがります。給与を抑えようとか、年金受給年齢を引き上げようとか、言われますが、それは、国民に言ってください。多くの人は口では言えますが、行いが伴わなくてはなりません。

 そうすれば、ひじょうに多くのことがうまくいくでしょう。しかも、政権はそれを望んでいます。ですから、私は、そうした対話が生まれるよう期待しています」。

 

ロシアと西側の関係は悪化し、ロシア連邦と西側諸国の間の信頼の度合いは弱まりました。ロシアと欧州の関係の伝統的で充実した中身とは、どのようなものでしょう? というのも、西側との協力は、国や社会に利益をもたらすものだからです。あなたには、バラク・オバマ氏と信頼回復のための包括的措置について話し合うつもりはありませんか? ロシアと西側の関係は、ときに冷戦時代を想わせるものではないでしょうか?

ロシア社会のイスラム化について

 ヒジャブは、私たちの伝統ではありません。ヒジャブは、外来のもので、北カフカースでさえ被っていませんでした…、ヒジャブは、意思表示であり、宗教ではありません

 まず申し上げたいのは、若干の冷却化は、昨日ではなくイラク情勢をめぐって生じた、ということです。ロシアがイラクでの作戦に参加するよう求められたときに。私たちは、そうした措置は正しくないと想う、と主張しました。NATOの一部の国さえ、私たちを支持しました。私たちの姿勢は誠実なものであったにもかかわらず、若干の「冷え込み」は生じました。その後、さらにリビア情勢がありました。今、そこは、混乱状態となっています。

 私たちに必要なのは、しかるべき関係の構築を目指す包括的な措置です。パートナー国には、それぞれ特別なスタンダードがあります。オランダでは、裁判所が、ペドフィリア(児童性愛)の普及をはかる組織の活動を許可しましたが、はたして、ロシアもそうすべきでしょうか? それぞれのお国柄というものがあり、ロシアとしても、西側諸国で許されているすべてを導入するわけにはいません。

 なぜ、ロシアに自分たちのスタンダードを押しつけるのでしょうか? 私たちも押しつけましょうか? お互い、そうしたことはやめましょう。ロシアとドイツの貿易高は740億ドル、オランダとはさらに多い820億ドルで、この両国は、ロシアの主要な経済パートナーとなっており、人道分野における意見の相違は、貿易面の障害とはなっていません。