ツイッターのサービス運営部門は、自殺のプロパガンダを3件、麻薬物質の情報を2件ブロックし、麻薬の宣伝を行っていたユーザーのアカウントを削除した =AP通信撮影
ツイッターのサービス運営部門は、自殺のプロパガンダを3件、麻薬物質の情報を2件ブロックし、麻薬の宣伝を行っていたユーザーのアカウントを削除した。
監督局は今回のツイッターの対応を建設的であると評価し、正しい相互作用の形ができたと考えている。これにより、ロシアが受け入れ可能な期間内に違法コンテンツが削除されようになると、同局が金曜日に公式サイトで伝えた。
現在の法律では、自動ポルノ、自殺の呼びかけ、麻薬の生成や使用方法などの情報を含むサイトのオーナー、またはそのプロバイダーには、このような情報を削除することが義務づけられている。このような情報が発見された場合、そのサイトは2012年11月に作成されたブラックリスト(統一リスト)に加えられる。また、監督局は該当するサイトのオーナーやプロバイダーに通告を行う。
露のソーシャル・ネットワークも
ロシアの大型ソーシャル・ネットワーク「フ・コンタクチェ(VKontakte)」や「オドノクラスニキ(Odnoklassniki)」も、個別に監督局から連絡を受けていることを、関係者が明らかにした。
「監督局から通告を受けたら、1日以内にそれを実行しなければならない。グループ、動画、個人プロフィールにかかわらず、削除されたコンテンツには『監督局の要求に応じてブロック済み』という表示が現れる」と、フ・コンタクチェのゲオルギー・ロブシキン氏は話す。
ブラックリスト作成前の2012年10月31日、スルタン・スレイマノフという男(@sult)が「友よ、自殺をしよう。これは楽しい。試してみて気に入ったから、明日もう1回やってみる」という内容をツイートしたことは、有名になった。現在このツイートはブロックされたものの、グーグル(Google)のキャッシュで見ることができる。
サイト全体のブロックも
違法コンテンツを含むサイトのオーナーが監督局の通告を受けてから、3日以内にその情報を削除しなかった場合、プロバイダーがサイト全体をIPアドレスにもとづいてブロックしなければならないことが、現在の法律で決められている。
アメリカ系ネットワーク機器大手「シスコシステムズ(Cisco Systems)」の情報安全コンサルタントであるアレクセイ・ルカツキー氏は、ブラックリストに関する法律は当初から、IPフィルタリングの対応が主だったと話す。「『フェイスブック(Facebook)』でもそうだが、ページは無数に作成することが可能なため、ブラックリストにのせてもあまり意味がない。また、プロバイダーにとっては、ページのURLをブロックする方が、IPフィルタリングよりも高くつく」。
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