日本と中国からコウノトリ戻る

=イゴリ・ザレンボ/ロシア通信撮影

=イゴリ・ザレンボ/ロシア通信撮影

毎年恒例のコウノトリの北帰行は、ロシアで「世界愛鳥の日」とされている4月1日と重なっている。

 ロシア・レッドデータブックに記載されている東洋コウノトリ(ニホンコウノトリ)が、越冬して沿海地方ハンカ自然保護区に北帰行した。同自然保護区のタチヤナ・ガベリ氏が2日にこれを伝えた。

 「ハンカ自然保護区には、鳥が次々と飛来しており、その中には、幸福のシンボルであり、きれいな環境の指標でもある、東洋コウノトリもいる。保護区周辺の低地では、約16羽のコウノトリが営巣している。当保護区の主な課題は、これらの鳥の個体数を維持すること」。

 ガベリ氏によると、東洋コウノトリ以外にも、毎年沿海地方で営巣する珍しい種類の鳥が北帰行しているという。その中にはマナヅルやタンチョウもいる。これらの鳥の北帰行は毎年、世界愛鳥の日と重なるという。

 「これは単なる偶然であるものの、当保護区にとってこの日は、1年間の鳥の保護活動を振り返り、それを総括する良いきっかけになっている。例えばこの冬はずっと、子供たちに鳥のエサやりを呼び掛ける活動を続けていた。また、鳥への接し方を書いたチラシも配っている。これは春の狩猟期である今、とても重要な活動になっている」。

 

努力が実を結び、東洋コウノトリの個体数が増加 

 ハンカ自然保護区の境界付近では毎年必ず、人間の手によって珍鳥が死んでいるという。この一因となっているのは、どの種類が保護対象となっているかを狩人が知らないこと、そして狩人が鳥ならなんでも打ちたいと思ってしまうことだ。また、野焼きや火の不始末によって起こることの多い森林火災でも、鳥は被災するという。

 「農村部で営巣し、あらゆる危険の影響を非常に受けやすい東洋コウノトリも、火災で苦しむ。それでもここ数年は個体数が何とか増加している。1990年代にはここで5羽しか営巣していなかった」。

 

元記事(露語)