岸田外相が来週ロシア訪問へ

EPA撮影
 日本の岸田文雄外相が来週、ロシアを訪問する。日本のテレビ「NHK」がこれを伝えている。岸田外相はモスクワで、セルゲイ・ラブロフ外相と会談し、領土問題について意見交換を行い、両国の経済協力について協議するという。

 岸田外相のロシア訪問は日本の記者団にとって真の謎となっている。マスメディアは先週末から、訪問日程について報道を開始。日本の連休中の9月20~23日の日程が伝えられた。日本の「毎日新聞」は、岸田外相が20日に東京からモスクワに飛び立つと書いている。

 岸田外相は15日、記者団からロシア訪問について聞かれ、この情報を否定。「そのような情報は現実に合っていない」と答え、訪問の可能性は検討中と強調した。

 それでも日本のマスメディアは静まらなかった。どうやら岸田外相の訪問計画を詳細に把握しているようで、訪問に関する情報を発信し続けている。これらの流れは、外相の訪問を正式に認める用意が日本外務省に今のところないことを示しているにすぎず、記者団は外務省関係者との非公式の対話の過程で、訪問の調整と具体的な日程に関する情報を得ているのではないだろうか。

 

錯綜した情報の背景

 日本の政治学者は、岸田外相が国会の議論で忙しいため、自身の訪問について発表できないと話している。日本の国会では現在、自衛隊の海外派遣を可能にする安全保障関連法案の審議が行われており、今週中にも成立すると予期されている。そうなれば岸田外相は気後れなくモスクワへと出発できる。

 岸田外相が安保法制の投票前にロシア訪問を発表すれば、野党から批判が集中すると、日本のジャーナリストは非公式に話している。発表してしまうと、岸田外相は、参議院の投票結果と改正の運命がすでに決まっていると認めることになってしまう。それは日本的ではないという。日本では政治を含め、それぞれの結果の前に、形式を踏む。

 専門家によると、岸田外相が9月のロシア訪問を目指していることは、安倍晋三首相がウラジミール・プーチン大統領の訪日を年内に実現させたいという大きな願望を持っていることを示しているという。先に、9月下旬にニューヨークで行われる国連総会の場で、安倍首相がプーチン大統領と会談する見通しであるという情報が流れた。

 安倍首相は首脳会談までにすべてを整えたいと考えているのかもしれない。両国の関係には協力再開の兆しがあらわれた。

 

*記事全文(露語)