世界情勢10/22報道

AFP/East News撮影

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ウクライナのガス問題に関する3者協議、モスクワでのトルコの元外務次官の発言、イランとイラクの首脳会談などについて報道されている。

 「コメルサント」紙は、ウクライナとロシアのガス問題に関する協議について書いている。

 ウクライナ、ロシア、欧州連合(EU)の3者協議が21日、ベルギーの首都ブリュッセルで行われたが、最終合意にはいたらなかった。ウクライナにロシア産ガスを輸出する際の資金の問題は未解決のままである。

 ロシアのアレクサンドル・ノヴァク・エネルギー相によると、ウクライナもEUも、40億立法メートルのガス料金の支払いを保証できなかったという。40億立法メートルとは、ウクライナの国営ガス会社「ナフトガス」が、ロシアの国営ガス会社「ガスプロム」から、前払いを条件として、年末までに輸入しようとしていた量である。

 欧州委員会のギュンター・エッティンガー・エネルギー担当欧州委員は次回の協議までに、ウクライナが自国の予算をもとにどれほどの量を購入できるかを、試算すると述べた。

 EUはまた、ナフトガスへの16億ドル(約1600億円)の支援を断った。これはガスプロムがガス供給において前払いを条件としていることで、必要になっている資金である。欧州委員会はガス供給に仲介業者を入れてはどうかと提案した。

 

  「独立新聞」は、トルコがイラクのクルド人のために国境を開くと伝えている。

 トルコはイラクのクルド人がシリアの同胞を助けに行くことを許可する。ただし、トルコ国内の治安維持のため、イスラム過激派組織「イスラム国」との戦いへの関与は望んでいない。ウミト・パミル元外務次官がモスクワでこのように述べた。パミル元外務次官によると、トルコは中東情勢の正常化のために、ロシアと協力する用意があるという。トルコが紛争解決に積極的に関与するために必要としているのは、シリアの飛行禁止区域とトルコ国境の安全領域の創設である。実現すればトルコは国境に接するシリア領域の住民の要求に注意を向けることができる。

 イスタンブール国際関係基金のメムドゥフ・カラクルクチュ理事によると、クリミア編入によってロシアとは不一致があるものの、両国は中東地域の安定に関心を持っており、両国を分断する問題が利益の一致する部分を阻むべきではない。国際情勢は悪化しているが、トルコとロシアは協力と信頼強化を依然として望んでいる。

 

 「コメルサント」紙は、イラクのハイダル・アル・アバディ首相のイラン訪問について書いている。

 アバディ首相とイランのハサン・ロウハニ大統領の会談の主な議題は、「イスラム国」との戦いにおける両国の協力であった。

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世界情勢10/21報道

 アメリカとその同盟国がイスラム国の戦闘員に対する地上戦を行わないため、イラクは地域レベルの支援を強化している。バグダッドに迫っているイスラム国は、イランと国境を接するイラクの街を複数制圧している。そのため、イランは積極的な軍事支援を行っている。イラク北部でイスラム国と戦うクルド人部隊に武器を供給した最初の国がイランである。

 イランはイラクにおけるアメリカの主導的地位に反対するために状況を利用しようとしており、アメリカが指揮を執る国際的な対イスラム国有志連合の創設計画を「失敗」と呼んでいる。