ウクライナ情勢8/25報道

タス通信撮影

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ウクライナの独立記念日だった24日、キエフでは盛大な軍事パレードが行われた。パレードの様子やウクライナ東部の戦闘の状況が報道されている。

 「独立新聞」は、ウクライナの独立記念日の様子を伝えている。「24日、キエフとオデッサでは軍事パレードが、都市部では市民のデモが行われた。同時に、ウクライナ東部の状況は急速に悪化。ルハンシク人民共和国とドネツィク人民共和国の側は攻勢をかけ、戦闘地域に残っている一般市民の状況は破局的になっている」

 ドイツのアンゲラ・メルケル首相は23日、キエフを訪問。記者会見ではウクライナの連邦化に対するドイツの立場を説明した。「我々が連邦化について話す時は、ドイツ形式を示唆している。ウクライナでは地方分権と呼ばれており、ポロシェンコ大統領はこれを望んでいる。そして我々はこれを支持する」

 

 「コメルサント」紙は、24日にキエフで行われた軍事パレードでの、ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領の演説を分析している。

 ポロシェンコ大統領の演説は極めて厳しい内容になると思われたが、特に好戦的な話はなかった。

 これはメルケル首相がキエフを訪問し、ウクライナ東部の休戦を主導しようとしたこと、ベラルーシ・ミンスクでポロシェンコ大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領の会談が行われる可能性があることと関係しているのではないかと、専門家は考えている。

 

 「ロシースカヤ・ガゼータ(ロシア新聞)」は、混乱の最中で行われたキエフの軍事パレードについて書いている。

 ポロシェンコ大統領はウクライナ東部の反テロ作戦を独ソ戦争と比較し、400億グリブナ(現在のレートで約3500億円)の資金を軍に投入することを約束。そしてウクライナのすべての不快な問題と軍事的攻撃について、ロシアを非難した。

 

 「モスコフスキー・コムソモレツ」紙は、キエフで軍事パレードが行われる中、東部では数千人の軍人と数十機の兵器からなるウクライナ政府軍の2つの戦闘団が包囲されたことを伝えている。

 独立記念日の前日、ウクライナ国家安全保障会議(SNBO)で非公開の会議が行われ、南東部でのウクライナ軍の被害に関する最新データが発表された。正式なデータは恐ろしいものだ。12000人死亡、19000人負傷、行方不明者の人数は未調査。