ドミートリ・アスターホフ撮影/ロシア通信撮影
会談では、平和条約締結や経済協力拡大の問題を含む二国間および国際的な協力の問題が協議されるものとみられる。日本は、この会談が領土問題に関する本格的な交渉の出発点になり得るとみている。
また、両国の国防・防衛省庁の協力強化、石油ガス分野における協力拡大、東シベリアの共同開発といった、日本の安倍晋三首相が今年4月のモスクワ訪問の際にロシアのウラジーミル・プーチン大統領と協議したテーマ、ならびに、人道分野の協力や文化面の交流の問題にも、触れられるものとみられる。
「露日関係と国際問題について意見交換」
「今日の協議では、二国間関係の重要な問題および焦眉の国際問題について、広汎に意見交換を行いたい」。モルグロフ外務次官は、会談に先立って、次のように述べるとともに、両国が様々な分野でのパートナーシップ発展に向けて課題を実現していくことができるとロシアが期待していることを指摘した。
これに対し杉山外務審議官も、「手を取り合って、両国が直面している課題を解決していきたい」と述べた。
日本がその調印を領土問題の解決と結びつけている平和条約締結を含め、様々な分野で両国関係に新たな弾みをつけようという決定は、十年ぶりとなる日本の首相のモスクワ訪問の際に両国首脳によって行われた。
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。