反プーチンのナバリヌイ氏に懲役5年

AFP / East news撮影

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プーチン大統領と与党「統一ロシア」の政敵として知られる、反政権派のアレクセイ・ナバリヌイ氏が、国営林業会社「キロフレス」の木材を横領した罪で有罪判決を受け、一般収容所懲役5年の刑を言い渡された。

 判決を下したのはキーロフ市レーニン地区裁判所。これによると、ナバリヌイ氏は金額にして1600万ルーブル(約4800万円)以上となる、木材1万立法メートルの横領の首謀者。

 ナバリヌイ氏はこれを政治的妨害と考えているが、裁判所は「キロフレス」事件に政治的動機はないとし、答弁を無効とした。

 ナバリヌイ氏は17日、モスクワ市長選の立候補者として正式に登録されたばかりだった。モスクワ市選挙委員会は以前、ナバリヌイ氏に有罪判決が下され、投票日の9月8日より前に判決が発効した場合は、立候補の登録が外されると伝えていた。

 実刑判決を不服とするナバリヌイ氏の支持者数千人は18日夜、モスクワ市やサンクトペテルブルク市の中心部に集まり、無許可の抗議集会を決行。帰宅時間とも重なり、一時混乱した。当局は少なくとも58人を拘束。

 ナバリヌイ氏の共同被告人である「ヴャトカ林業会社」の元最高責任者、ピョートル・オフツェロフ氏は、懲役4年を言い渡された。ナバリヌイ氏とオフツェロフ氏はこれ以外にも、50万ルーブル(約150万円)の罰金を支払わなければならない。