プーチン大統領は、「露中両国の多面的な協力関係は、両国民の根本的な利益に適うものであり、両国民の意識的な、かつ歴史的な選択だ」と述べた。=「ロシースカヤ・ガゼタ」撮影
「エネルギー問題で突破口」
また習主席は、エネルギー問題での話し合いで突破口となる合意がなされたと述べ、国際問題でも、一連の重要な国際問題で、両国の立場はほぼ同一であるとし、連携強化を呼びかけた。
一方、プーチン大統領も、訪問は長期にわたり成果を生む、歴史的なものだったと述べた。また、詳細な突っ込んだ話し合いがなされたとし、率直かつ有益な対話に対し、習主席に謝意を表した。
「良き旧友」
「我々は古くからの知り合いで、良き旧友である」とプーチン大統領は述べ、あわせて、習主席が最初の外遊先にロシアを選んだことの意義を強調した。「これは意義あるシグナルだ」。
またプーチン大統領は、「露中両国の多面的な協力関係は、両国民の根本的な利益に適うものであり、両国民の意識的な、かつ歴史的な選択だ」と述べた。
露中両国は、経済、貿易、文化などの各分野での協力関係を発展させていくために全力を尽くすことで合意した。「地域問題でも国際問題でも共同歩調をとっていく」とプーチン大統領は約束した。
国際問題でも意見交換
大統領によれば、会談では、国連、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国)、G20で対応を調整することになる複数の問題についても、詳細に話し合ったという。
「中東、北アフリカの情勢、朝鮮半島の核問題などについて触れ、アフガニスタン情勢の展望についても話し合った」とプーチン大統領。
中心議題はやはり経済
しかし、会談の中心はやはり経済協力だった。プーチン大統領は、数多くの共同プロジェクトを見れば、間もなく両国の貿易額は1000億ドルを突破するのは間違いなく、1500億ドル到達もそう遠い将来ではないだろうと述べた。
習主席は、向こう2年間を両国の青年交流の年とすることを提案し、プーチン大統領も同意した。「両国の若者が自由に交流できるように全力を尽くそう」と大統領は約束した。
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