タス通信撮影
-なぜツイッターにアカウントをつくろうと思われたのですか。
人にすすめられて2011年末にアカウントを作成しました。自分でもその前に考えていました。インターネット世紀ですから、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)はすべて口コミで広がっていますね。現在のSNSの使用状況を見てみると、現代的な企業、政治家、著名人など、ほとんどの人がアカウントを持っています。私の知人、友人の多くもツイッターを試験的に使っていたので、自分で始めるまで、ずっと興味深くそれをながめていました。
-ご自身で書いているのですか、それとも代理人にツイートさせるのですか。
基本的には自分で書いて、リツイートしています。でも補佐に英語への翻訳(多くの人が読めるように)、リンク、画像のアップロードをお願いする時もあります。
-ツイッターの効果はいかがですか。また、外交政策でSNSがどのような役割を果たしているとお考えですか。
ツイッターがあると、国際政治問題に関して、公式声明とは少し違った説明ができます。SNSは21世紀の名刺です。このようなサービスのない現代世界は考えられなくなっています。時に「ツイッター革命」と呼ばれる「アラブの春」など、世界を揺るがすようなできごとを見てもそれがわかります。現代世界における情報の瞬間的な伝播や、その世界プロセスへの影響が、際立っていますね。
もうひとつ私にとって重要なことがあります。何かが起こると、多くのジャーナリストが評価を求めてきますが、ツイッターがあれば、短いコメントを発表することができます。ツイッターの発言はメディアに流れ、電子媒体や紙媒体に掲載されます。リアルタイムで世界情勢に反応することができるわけです。
-ご自身のアカウント(@GGatilov)にはフォロワーが約2500人いますが、フォローしているのは13人にとどまっています。他の人のツイートはお読みにならないのですか。
もちろん読んでいますよ。13人のアカウントの質の高さに注目してみてください。ここから大量の情報が発信されています。ひんぱんに検証しなければいけなくなるほどです。
ツイッターでは、他で知り得ない情報や、簡潔で重要な部分を要約している情報などを見ることができます。読む時間が十分にない時、ツイッターで鋭角的かつ端的な内容を読むことができます。こういったことから、価値が高いと思うわけです。
-140字以内に考えをまとめるのはむずかしいですか。
一定の難しさはあります。特にニュアンスを込めなければいけない時ですね。でも慣れれば簡単になります。ところで、外交官すべてがじょう舌というわけではなく、自分の考えを簡潔にわかりやすく言える人もいます。
私は豊富な情報と半公式的な情報の間でバランスを取るようにしています。国の外交政策には当然従いながらですが。フォローは簡単で、フォロワーの関心を失わせるのも簡単だということを忘れないようにしています。それにより必要な水準を保つようになります。フォロワーの人数を見る限り、今のところは関心を維持しているようです。
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