ロシア、人道目的ならウクライナが「ドンバスを取り戻す」ことを肯定

ロシア大統領府のドミートリイ・ペスコフ報道官=

ロシア大統領府のドミートリイ・ペスコフ報道官=

セルゲイ・グネエフ撮影/ロシア通信
 「ドンバス(ウクライナ東部)を取り戻す」というウクライナのポロシェンコ大統領の願いが、もしも、ロシアで服役していたが恩赦によって解放されたウクライナ女性ナジェージダ・サフチェンコ氏のケースのように、人道的な動機に基づいているのならば、ロシア大統領府はこれを肯定する。ロシア大統領府のドミートリイ・ペスコフ報道官が述べた。

 ウクライナのポロシェンコ大統領はサフチェンコ氏の祖国帰還に際し、「クリミアとドンバスもウクライナに取り戻す」意向を示した。これに関し、タス通信がロシア大統領府報道官にコメントを求めたところ、上記のような回答を得た。

 ペスコフ報道官は次のように述べた。「もし彼(ポロシェンコ氏)が人道的な動機のもとにドンバスを取り戻したいと言っているのであれば、そうした発言は支持できる。それこそモスクワが求めていることなのだ」「クリミアに関しては、ロシアの一地方に対する権利要求についてはコメントしない」

 プーチン大統領は25日、ロシア人ジャーナリストらを殺害した容疑で服役していたウクライナ軍属サフチェンコ氏の恩赦に関する大統領令に署名した。ペスコフ報道官によると、これは、殺されたジャーナリストらの遺族が釈放を嘆願したことを受けてのことだった。

元記事(露語)

もっと読む:サフチェンコをロシア人と交換>>>

もっと読む:クリミアについての7つの疑問>>>

このウェブサイトはクッキーを使用している。詳細は こちらを クリックしてください。

クッキーを受け入れる