今日にもサフチェンコ氏引渡しか

 ウクライナとロシアで恩赦の動きが始まった。ウクライナではロシア人のエヴゲニー・エロフェエフ氏とアレクサンドル・アレクサンドロフ氏、ロシアではウクライナ人のナデジダ・サフチェンコ氏のプロセスである。これを「タス通信」に伝えたのは、アレクサンドロフ氏の弁護士、ヴァレンチン・ルイビン氏。「インタファクス通信」によると、ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領は、サフチェンコ氏とロシア人2人を交換するため、ロシアに向けて飛び立った。

 エロフェエフ氏とアレクサンドロフ氏の恩赦要請は、すでにポロシェンコ大統領に渡されている。ロシアでも同様の恩赦手続きが行われていると、ルイビン弁護士。「これは双方向的な手続き。夜までには交換の結果がわかるだろう」

 

ロストフ・ナ・ドヌ市の空港で交換の見込み

 インタファクス通信は関係筋の話として、ポロシェンコ大統領がロシア南部のロストフ・ナ・ドヌ市に向かったと伝えている。交換は同市の空港で行われる見込み。

 エロフェエフ氏とアレクサンドロフ氏は昨年5月16日、ウクライナ東部ルハンシク州で拘束された。ウクライナは、2人をロシアの軍人としている。ウクライナの裁判所は2人に懲役14年を言い渡した。ロシアの裁判所は、サフチェンコ氏がウクライナ東部でロシア人記者の殺害に関与したとして、懲役22年の判決を下した。

 

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