アディアン・ピトキーエフ=
アレクサンデル・ヴィルフ撮影/ロシア通信モスクワで11月22日、フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦が閉幕した。ロシア代表はホームのリンクで金メダル2、銀メダル3、銅メダル2を獲得、今シーズン最高の成績をあげた。
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女子シングルではロシア選手がライバルを完全に斥け、表彰台を独占した。最上段に立ったのは世界選手権銅メダリストのエレーナ・ラジオノワ。銀メダルはスケートアメリカ覇者のエフゲニア・メドベデワ。3位はソチ五輪金メダリストのアデリーナ・ソトニコワだった。
ペアの上位もロシア勢が独占。優勝はクセニア・ストルボワ&フョードル・クリモフ組。これに続いたのは第3戦の中国杯で優勝した後もコンディションを落とさなかった川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ組だ。
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今大会最大のサプライズは、男子シングルにおける17歳ロシア選手、アディアン・ピトキーエフの大躍進。世界選手権王者のハビエル・フェルナンデス(スペイン)にはおくれを取ったが、堂々の銀メダルに輝いた。憧れの選手はパトリック・チャンだというピトキーエフ。その活躍は、長らく男子選手の成績が振るわなかっただけに、ロシアを勇気付けた。ロシア審判団のアレクサンドル・パケルニク団長はコメルサント紙に次のように語っている。「男子シングルをめぐって私たちが抱えていたうっ憤は、今大会で軽減された」
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