ラブロフ外相:もしかしたら米国の目的はシリアでの政権交代?

 ロシアのラブロフ外相は、西側とその連合のパートナーたちは、自分たちがテロ組織「IS(イスラム国)」と戦うのか、それともシリア政権転覆を含めた自分たちの目的のために過激主義者たちを利用するのか、どちらなのかを決めるべきだとの考えを表した。

 ラブロフ外相は、テレビNTVの番組で次のように語った-

 「(連合軍が非能率的な)理由は、もう一つある。私は、これについては恐らく、我々は理解する必要があると考えている。私もこれについて、話をする他の外相たちに定期的に質問している。もしかしたら、目的は発表されているものとは全く違うのではないか?もしかしたら、やはり目的は政権交代なのではないか?と。なぜなら彼らは、シリア(問題)の最終的な解決は、(シリアの)アサド大統領がいなくなった時にはじめて可能となるという自分たちの立場を放棄しないからだ」。

 またラブロフ外相は、次のように指摘した-

 「我々は、(リビアの)カダフィ政権を転覆させるために、我々の西側のパートナーと地域の国々が、最も悪名高き過激主義者たちと協力したのを覚えている。この過激主義者たちはその後、悪鬼を解き放つように北アフリカ全体、そして「ブラック」アフリカにまで広がった」。

Sputnik日本より転載。

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