第9回「ミカエル・タリヴェルディエフ国際オルガン・コンクール」がカリーニングラードで9月3~8日、行われ、日本人の三上郁代さんがコンクール史上初となる、一等賞と「ミカエル・タリヴェルディエフ作品最高演奏」特別賞を同時受賞した。
三上さんは優勝賞品の琥珀製「オルガンの天使」、優勝賞金の5000ドル(約60万円)を受け取った。さらに、1000ドル(約12万円)の報酬も用意されている。
「重要な賞の一つが初めて一等賞の奏者、日本人の三上郁代さんに贈られた。ミカエル・タリヴェルディエフ作品最高演奏特別賞は必ずしも優勝者に贈られるものではない」と、コンクールのアートディレクターであるヴェラ・タリヴェルディエワさんは述べた。
二等賞と国際審査員賞を受賞したのは、ドイツ人の音楽家ルーカス・オイラーさん。
審査員のマーティン・ジーン氏が「演奏にもとづくポイントで僅差により」三等賞になったと説明した、ロシア人のマリヤ・レベジェワさんは、2013年第8回オルガン・コンクールでジーン氏から賞状を受領していた。もう一人の三等賞受賞者はイタリアのアントニオ・ディ・デッダさん。
ソ連の有名な作曲家ミカエル・タリヴェルディエフの名のつく国際オルガン・コンクールは、1999年に初めてカリーニングラードで開催された。このプロジェクトは、タリヴェルディエフの創作に敬意を表し、世界のオルガン界にタリヴェルディエフの作品の演奏可能性を提供するもの。
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