オホーツク海のクジラ類の資源評価作業を行っているのは、ロシアの太平洋漁業海洋学科学調査研究所(TINRO)と日本の研究者。調査船「ウラジミール・サフォノフ」を利用して研究を実施するという決定は、「日露漁業委員会第31回会議」(2014年12月1~9日、東京)でなされた。このようなオホーツク海におけるクジラ類の共同調査は、これまでに何度も行われている。
日本の水産総合研究センターの関係者は今月、国際捕鯨委員会(IWC)の決定にもとづいた海洋哺乳類の調査方法をロシアの専門家に教えた。
ロシアの研究者は8月下旬および9月上旬、日本側の助けを借りずにクジラ類を観察し、計算する予定。
TINROの関係者によると、現在、ロシアでの商業捕鯨の終了に関連して、クジラ類の研究にほとんど注意が向けられておらず、現状や領海の個体数に関する情報もないのだという。
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