国際サッカー連盟(FIFA)が2018年W杯をカタールで開催する極秘プランを作成した――。スペイン紙「アス」の報道によれば、ウクライナ紛争が激化した場合、2018年FIFAワールドカップ・ロシア大会が、開催権をはく奪される可能性がある。
アス紙によると、FIFA幹部は、密かにカタール政府に対し、2022年W杯のインフラ建設を急ぎ、2022年ではなく、2018年までに竣工させるよう要請した。
2022年W杯の組織委員会筋によると、「ロシア大会の繰り下げはないが、仮にそれが起きた場合は、カタールで開催する用意ができていよう」
これに先立って、6月10日に、セルゲイ・イワノフ大統領府長官は、ロシア大会が行われると信じていると述べていた。
6月8日のFIFAの声明では、現時点においては、ロシアから2018年W杯開催権をはく奪するいかなる法的根拠もない、と述べられていた。また、FIFAの監査・コンプライアンス委員会のドメニコ・スカラ委員長は、これに関連して、大会が他国に移されるのは、開催国の選挙における贈収賄の事実が判明した場合のみであると、説明していた。
その後、FIFA広報部は、2018年W杯をロシアではなくカタールで開催することを検討しているとの情報を否定した。
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