日本資源エネルギー庁「ロシア炭輸入は拡大傾向」

 日本の電力各社は、ロシア産石炭を安定的に輸入しようとしている。ロシアから日本への輸入量は昨年度急増し、増加傾向は続いている。「日本経済産業省資源エネルギー庁」の責任者は4日、「タス通信」の取材に対し、市況についてコメントしながら、これを伝えた。

 特に、日本がロシアの石炭生産大手「シベリア石炭エネルギー会社(SUEK)」から購入する石炭は今年、7%増となる見込み。「日本経済新聞」の試算によると、460万トンに達する。

 日本の買い手にとって魅力的な条件となっているのは、輸送期間の短さ。ロシアからは3日であるのに対し、オーストラリアから石炭を輸送する場合は2週間かかる。これによって輸送コストを削減することもできる。

 日本が昨年度、ロシアから輸入した発電用石炭は、966万トンに達した。これは2013年比で20%増。その結果、日本の総石炭輸入量に占めるロシアの割合はほぼ9%に拡大した。同時に、石炭の主な輸出国は依然としてオーストラリアであり、日本市場の73.9%を占めている。

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