宇宙分野の情報筋が29日にロシア通信に語ったところでは、もしも補給船「プログレスM-27M」の制御不能の回転状態を近いうちに修正できなければ、同補給船のISS(国際宇宙ステーション)へのドッキングは、宇宙飛行士らの手動の操作によってさえ、おそらく成功しないという。
不測の事態は、28日に発生した。補給船「プログレスM-27M」は、バイコヌール宇宙基地から打ち上げられたのち、何らかの原因で予定よりはるかに高い地点で軌道へ達し、今のところISSとドッキングできず、遠隔通信が途絶えた状態にある。
なお、情報筋によればロシア中央宇宙航空管制センターは、プログレスとの通信復旧の試みを停止した。
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