TPPの問題をロシア下院で提起

 「アメリカは2つの大きな経済協定、すなわち欧州連合(EU)との環大西洋貿易投資パートナーシップ(TTIP)、環太平洋地域の12ヶ国との環太平洋連携協定(TPP)の締結に向け、集中的かつ多くの点で秘密裏の協議を行っている」と、セルゲイ・ナルィシキン下院(国家会議)議長は下院議長付属専門家会議で述べた。 

 これらの合同体が世界経済や国際関係の体系にいかなる影響をおよぼすのか、他の国の国益に触れるものなのか、またこれらのプロジェクトが実現した場合に、世界貿易機関(WTO)などの包括的機関の将来を変えるのか、などについて、ナルィシキン議長は会議の出席者に専門的評価を求めた。

 TTPは加盟国の間で、商品とサービスに対する関税を完全撤廃することを提案している。当初はチリ、ニュージーランド、ブルネイ、シンガポールが協議を始め、次にアメリカ、オーストラリア、ベトナム、マレーシア、ペルーが加わった。後にメキシコが招待を受け、現在は日本政府が加盟について検討している。