日本外務省がまとめた2015年版「外交青書」の抜粋によると、ロシアとの関係を発展させることは日本の国益にかない、同時に、両国の関係には”こじれ”がある。
「アジア太平洋地域の戦略的情勢が変化する中、ロシアとのパートナーシップを発展させることは日本の国益にかなう。2014年、ウクライナをめぐる状況を勘案しながらでさえ、日本とロシアは首脳会談を3度、外相会談を1度行った」と記されている。
この時、日本とロシアの関係に”こじれ”があることも認めている。「日本はG7とともに、(ウクライナ情勢に対する)建設的な立場をロシアに求め続けている。それでも、ウクライナ情勢によって両国の関係が困難になっているものの、両国は政治的対話および他の分野における協力を続けている...安全保障分野における協議が行われ、経済、エネルギー、医療、都市開発、農業における協力関係が発展している」
日本外務省はまた、「外交青書」に、平和条約締結に向けたロシアとの協議を継続する意向を記している。「領土問題の解決および平和条約の締結のためのロシア連邦との対話を、断固として継続していく所存である」と強調されている。
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