森本 宜久氏「原油安によるロシアの損失は欧州経済と市場に影響し得る」

 「原油価格の下落は世界経済に有益ではあるが、政治家たちは、ロシアのような原油輸出国にどんな損失を与えるか、忘れるべきではない」。日本銀行政策委員会審議委員を務める森本宜久(もりもと よしひさ)氏はこう述べた。
 「ロシアは多額の外貨準備を保有しているので、直ちに債務履行で危機に陥る可能性は小さいが、我々は、それが欧州経済とそのグローバルな市場にどんな影響を及ぼし得るかについて、慎重であるべきだ」。千葉市で財界人に対して行われた講演で、森本氏はこう指摘した。ロイター通信が伝えた。

このウェブサイトはクッキーを使用している。詳細は こちらを クリックしてください。

クッキーを受け入れる