日本の官民の安全保障専門家150人を前にカスペルスキイ氏は、ソチ組織委は2月の冬季五輪開会中、10万件のサイバー攻撃を受けた、と明かした。組織委スタッフのコンピューターシステムへの妨害行為、また、不法な送金を狙った財務データへのウィルス感染などの試みがなされたという。そうした経験から、カスペルスキイ氏は、東京五輪も開催中止や生中継の寸断といった憂き目に遭いかねず、ぜひとも安全保障戦略を策定するべきであり、今から直ちに専門家の育成を始めるべきだ、と呼びかけた。
カスペルスキイ氏によれば、五輪はハッカーたちの格好の標的であり、氏はソチ五輪まで6年間を防備に費やしたという。
*「ロシアの声」より転載
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