路上の広告を扱う代理店の多くは、この分野に定められたルールを引き合いに出し、RTによる「政治的あてこすり」のために、広告を拒否したと語った。
掲載が許可されたのは、「Redacted」(校閲済み)と記され、モバイル・アプリ用のRT のロゴが付いたポスターのみで、それで広告の最初の部分を見ることができる。
このRT の広告キャンペーンは、「RT:セカンド・オピニオン(異論)」と名付けられ、イラクが大量破壊兵器を保有しているとの虚偽の証言をした、米英の高官の画像が含まれている。この証言をもとに、西側諸国はイラクに侵攻した。RT のキャンペーンの狙いは、世界のメディアに複数の視点が存在することの重要さを、人々に訴えることだ。
「RTのスローガンは『Question More、つまりもっと質問しよう』。わが社のキャンペーンは、イラク侵攻前にもし複数の異論があったら、事件はどう推移していただろう、と人々に自問してもらうこと。こういう問題を提起したがらない人がいるのは悲しい」。RTの編集長マルガリータ・シモニャン氏はこう語った。
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