国際アニメ祭「クロック」のグランプリは『コップの中の子牛』

第21回国際アニメフェスティバル「クロック」は、ヤロスラヴリ市の青年会館で閉幕。朱彦潼(シュ・ゲンドウ)監督の『コップの中の子牛』がグランプリを受賞した。

 フェスティバルは、モスクワの「映画会館」でスタートし、9月29日~10月5日に、クルーズ船「アレクサンドル・ラジーシチェフ号」の船内で、モスクワ川―ヴォルガ川を旅しながら、モスクワ、トヴェリ、ムイシキン、ウグリチ、コストロマ、ヤロスラヴリの各都市で行われた。クロックは、CIS唯一の映画祭で、ウクライナとロシアで交互に開催されている。

 今年は世界30カ国以上から参加し、日本からは、『コップの中の子牛』(朱彦潼監督)、『夜ごはんの時刻』(村本咲監督)、『Land』(平岡政展監督)、『海に落ちた月の話』(織田明監督) の4作品がエントリーした。

 グランプリは朱彦潼(シュ・ゲンドウ)監督の『コップの中の子牛』で、賞金100万円もあわせて授与された。この短編アニメのストーリーは次のようなもの。父が何の気なしに、4才の娘ヌヌに牛乳コップには牛がいると嘘をついた。それを鵜呑みにした娘が牛乳を飲み干したが、牛はいなかった。父がいろんな嘘をついているうちに、娘は次第に父のこと信頼しなくなっていった…。

 朱彦潼(シュ・ゲンドウ)監督は、1988年中国南京生まれ。2010年、南京財経大学広告専攻卒業後来日し、2014年に、東京芸術大学大学院映像研究科アニメーション専攻を修了している。

 

記事全文(露語)

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