日本とISSで宇宙線を共同研究

日本とロシアの研究者は、国際宇宙ステーション(ISS)の新しい望遠鏡を用いた、銀河系の外から到来する極限エネルギー宇宙線を研究するプロジェクトを、始めようとしている。

 К-EUSOプロジェクト共同実験実施協定書に署名を行ったのは、モスクワ国立大学スコベリツィン核物理学研究所と日本の理化学研究所。

  К-EUSOとは、ロシアのKLPVE(極限エネルギー宇宙線)と、国際的なJEM-EUSO(日本実験棟・極限エネルギー宇宙天文台)のプロジェクト名を統合したもの。

  KLPVEは軌道反射望遠鏡で、核物理学研究所に所属。JEM-EUSOは軌道光学広角望遠鏡で、理研の管轄下にある。双方の望遠鏡の用途は、銀河系外極限エネルギー宇宙線研究。

 協定書はК-EUSOプロジェクト、またロシア連邦宇宙局と日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)レベルの、日本とロシアの将来的な協力の基礎文書となる。署名に加わったロシア連邦宇宙局科学・技術調整審議会のウラジーミル・ソロヴィヨフ理事は、このプロジェクトを支援していく意向を明らかにした。

 

記事全文(露語)

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