日露間にはいくつものプロジェクト

ロシアは最大のエネルギー輸出国の一つであり、日本は最大のエネルギー輸入国であるため、相互協力は不可欠。モスクワで行われている第2回日本・ロシアフォーラムで、ロシア連邦エネルギー省のアレクセイ・テクスレル次官はこのように述べた。

 「買い手-売り手は、唯一の協力案ではない。日本はロシアのエネルギー分野にとって、重要な設備供給者。今日、『サハリン2』の液化天然ガスの80%ほど、極東の石油の40%ほどが日本で消費されている。また年間1000万トン強の石炭が日本向け」

 また、サハリン、オホーツク海、マガダン州沖大陸棚でのプロジェクトが決定しており、日本はその開発に積極的に参加しているという。

 ただ、石油ガス分野は唯一の分野ではないと強調した。「電力ブリッジのプロジェクト『ロシア-日本』(サハリンから海底ケーブル経由で日本に電力を輸出)が進んでいる」

 これ以外にも再生可能エネルギーのおもしろいプロジェクトが複数ある。日本側はカムチャツカで風力発電施設を建設している。これを極東の他の地域にも広げることができる」とテクスレル次官。

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