商船三井が北極海定期航行へ

日本の商船三井が、世界初となる北極海の通年定期航路の開設を決定した。タス通信東京支局によると、運航開始は2018年。

 商船三井は特別構造の砕氷船を使いながら、ロシア北部のヤマル半島の工場から液化天然ガス(LNG)を、ヨーロッパと東アジア諸国に輸送する。ヤマルLNGプロジェクトを推進しているのは、ロシアの独立系天然ガス生産企業「ノヴァテク」とフランスの石油・ガス会社「トタル」。

 LNG船は通年でヨーロッパ諸国まで航行するという。ヤマルとヨーロッパの航路の所要期間は約11日、ヤマルと日本を含む東アジアの航路は約18日。アジア航路については運航期間が6月から10月までになる。

 商船三井はヤマルLNGプロジェクト用として、強化輸送船3隻を建造する予定。建造費用は約1000億円。輸送船の運航は商船三井と中国の海運会社が共同で行い、年間約300万トンを運ぶ。