ウクライナで拘束されたロシア人TV記者 無事解放

ロシアのTV「ズヴェズダー」は、8日から9日にかけての深夜、ウクライナで自社のジャーナリストが解放された事実を確認した。2人の記者は、モスクワに到着した。

 7日、ロシアのショイグ国防相は、ウクライナで拘束されたTVジャーナリスト2人を解放するため、あらゆる合法的措置を講ずるよう指示した。

 拘束されたのは、ポロシェンコ大統領の宣誓式取材のためウクライナ入りしていたTV「ズヴェズダー」の撮影カメラマン、アンドレイ・スシェンコフ氏と、音響技師のアントン・マルィシェフ氏の2人。彼らは、6日、ドネツク州の検問所に着いた後、連絡がつかなくなった。撮影クルーを乗せていた車の運転手の証言によれば「ウクライナの治安職員が、2時間、ジャーナリストの持っていた書類を取り上げ調べた。その後現場に、軍のヘリコプターが到着した。」

 後でウクライナ国家親衛隊報道部が明らかにしたところでは、ジャーナリスト達は、検問所を偵察し情報を収集していたのではないかとの疑いが持たれた。

 TV「ズヴェズダー」指導部は、ポロシェンコ大統領に対し、二人を解放するよう要請すると共に、国際ジャーナリスト連盟に支援を求めた。

 なお国際ジャーナリスト連盟、ロシア・ジャーナリスト同盟、モスクワ・ジャーナリスト同盟、ロシア大統領付属人権評議会、欧州委員会は、ジャーナリスト解放を求めるアピールを出していた。

 

*「ロシアの声」より転載 

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