モスクワ初の仏教寺建設

モスクワ市北部のオトラドノエ地区に、市内では初めての仏教寺が建設される。建設開始は今年。敷地面積は3000平方メートル。仏教施設には文化センター、会議ホール、慈善食堂、医療センターが含まれる。インテルファクス・レリギヤ紙がこれを伝えている。

 モスクワの仏教徒社会の代表であるコンスタンチン・ジンビノフ氏は、このプロジェクトがダライ・ラマから承認されたことを伝えた。「2004年にこのプロジェクトを承認し、『仏教哲学・道徳学習センター』と名付けた。この場所は人々が仏教の歴史に触れ、多くを知り、この偉大な宗教を理解できるような、文化・教化活動をより大きな目的としている」。

 この寺の建設予定地では、敷石式が行われている。式に参加したのは当時のユーリー・ルシコフ・モスクワ市長で、寺が「社会の優しさと団結を呼ぶ」場所になると話していた。2008年にできる予定だったが、なかなか起工されなかった。

 ルシコフ市長とトゥヴァ共和国のショルバン・カラオール首相は2008年、仏教寺およびトゥヴァ文化・商業センターの建設合意に署名を行った。この合意は2006年の文書の提案によって作成されたものだ。

 仏教寺は、正教会、モスク、シナゴーグがすでにある、お辞儀が丘(ポクロンナヤの丘)の記念施設に、花を添えるだろう。仏教寺の建設予定地には、仏舎利塔(ロシアの仏教徒は、伝統的にこれをスブルガンと呼ぶ)ができるという話が当初あった。仏教徒社会の代表は当時、お辞儀が丘に仏舎利塔ができたあかつきには、これが宇宙のシンボルとなり、周辺に良い影響を与えるだろうと話していた。このプロジェクトが実現するか否かについては、今のところわかっていない。